山形大工学部は14日、介護施設や自宅でも汗から成分を検出して、心疾患や高血圧などの予防に努めることが可能になる医療センサーの実用化に向けた開発に本格着手すると発表した。3年後には、工学部内に研究開発の拠点を作って実証試験を進め、新型コロナウイルスの感染防止を踏まえた未来型医療の実現を目指したいとしている。
開発チームは、同大を中心にした国内外の研究者と同大医学部の医師で、現在11人。リーダーは、汗の成分を検出する化学センサーを担当する同大学術研究院の長峯邦明准教授。同日の記者会見で、体の微振動から心拍や呼吸を測定する物理センサーを担当する熊木大介准教授と共に報告した。
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