指先の微量の汗から健康状態を簡単に把握――。そんなセンサーの開発に、山形大学が乗り出した。コロナ禍で、病院での対面での診察や健診といった従来型の医療を見直さざるを得ない中、人々が自分で健康状態を把握し、高血圧など病気の予防に役立てる「未来の医療」を目指すという。
取り組むのは、山大の工学部と医学部の研究者を中心とした連携チーム。大学院有機材料システム研究科の長峯邦明准教授がリーダーを務める。3年間をめどに開発を進め、県内での実証実験も実施するという。
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