山形大学は23日、次世代の太陽電池を作る際、高価な酸化チタンを使わない効率的な製法を開発したと発表した。従来、500度の高温処理が必要だった工程を、山形大が開発した有機材料を使うことで150度以下に低減して処理できる。さらに20%を超える高い変換効率を実現した。
佐野健志教授らが開発したのは低コストの太陽電池として注目されるペロブスカイト型の製法。これまで酸化チタンを使う製法では高温で焼結させる必要があり、プラスチック基板を使えず品質にもばらつきが出やすかった。今回、電気を流す素材として山形大の城戸淳二教授の研究室が開発した有機材料を使用。「低温形成・逆型」という構造で、17~19%だった変換効率を20%以上に高めた。
・・・
📚 詳細は >> 日本経済新聞 (2019年5月24日 金曜日)