立体を作り出す3Dプリンターを使い、山形大学工学部(山形県米沢市)が介護食作りに挑んでいる。食べ物をかむ力やのみ込む力が弱くなった人に、形や食感を楽しんでもらおうという発想だ。
川上勝准教授(機械システム工学)ら研究チームの研究室には、ミキサーや木べら、IH調理器などが並ぶ。その真ん中にあるのが3Dプリンター。スタートボタンを押すと、直径2ミリの金属製のノズルから、ゆでてすりつぶしたニンジンのペーストがスルスルスルと出てきた。ノズルの下では、プログラムに従って受け皿が縦横に細かく動きながらペーストを受け止めていく。2分ほどで、板の上には雪の結晶の立体ができあがった。
・・・
📚 詳細は>> 朝日新聞 (2019年2月4日 月曜日)