山形大学は優秀な若手研究者を支援するため文科省が2016年度から始めた「卓越研究員」に4人が選ばれたと発表した。国立大学では東大(6人)、京大(5人)に次ぐ人数となる。
卓越研究員は、不安定な任期付き雇用が増えている若手研究者に対し、安定した雇用と自由な研究環境を用意し、独創的な研究を後押しするために創設された制度。研究費などの補助金も受けられる。国立大学、国立研究開発法人、民間企業が対象で、全国で83人が決まった。
山形大の4人のうち2人は10月採用で、松井弘之准教授は絆創膏(ばんそうこう)状の生体モニター開発、冨樫貴成助教はナノ材料(ナノは10億分の1)開発にあたる。
日本経済新聞(東北版) 2016年12月13日 火曜日